『わたしたちの田村くん』『わたしたちの田村くん2』
著者:竹宮ゆゆこ
レーベル:電撃文庫
同じく竹宮ゆゆこ先生のデビュー作。
『とらドラ!』の方は実は全て初版だったりするのですが、コチラはスルー。
というのも私、エロゲなんかもやっているクチですが
訳も無く女子に好かれたりハーレムだったりは苦手なんですよ。
どうせ巷にありふれたダブルヒロインモノだと食わず嫌いしていたのですが、
前述の「とらドラ6!」を読んで評価を一新
読んでみれば中々どうして面白いじゃないですか。
まず、感じたのが『とらドラ!』ほどテンションが高くなくて読みやすかった。
あくまで比較の上でですがw
以下ネタバレ
印象的だったのはヒロインの松澤と相馬の心のうちのタイミング。
中学三年の夏に離れざるを得なかった松澤と同じ高校のクラスメイトである相馬。
段階的に素顔を見せていく相馬に対して、
松澤はすました電波系を装いも普通の女の子のです。
これを主人公にミスリードさせるコトで物語がキモでした。
キャラクター造詣と内面性のギャップのタイミングはデビュー当時からなんですね。
どちらかと言えば相馬の方が好き。依存系のツンデレだし。
報われないヒロインとか最高じゃないですか。
でも本命は伊欧×高浦(マテ
そんなところで御機嫌よう。