『とらドラ6!』

 著者:竹宮ゆゆこ
 レーベル:電撃文庫


相変わらずテンションの高い文章の『とらドラ
4巻からびみおに青春モノっぽくなってきましたが
この作者、テンプレート通りのキャラ造詣かと思いきや
動機付けや心情、行動の裏etcの描写が上手いんですね。
特にそう感じたのが北河と兄貴。
つまびらかにするタイミングのズレに面白さがありました。
6巻まで読んで初めて気付きました。ゴメンねゆゆぽ。


以下ネタバレ


みのりんの「罪悪感」と二枚目の写真についてはあまり言及しない方向で。
伏線に見せかけて、今後の流れによっては配置する手札のすり替えは可能な為。
あえて予想するなら
「罪悪感」=竜児への好意
「写真」=竜児とみのりんの2ショット
根拠は無し。つまり願望です。


むしろ、気になるのは自販機の隙間で自己嫌悪していた川嶋亜美ことばかちー。
みのりんへの嫉妬とかを読むに、これって本格参戦フラグ?
かませ犬ならぬかませチワワで終わりそうですがw


ちなみに私はみのりん派。
ですが、今回の「好きな人と寄り添う」と「幸せ」は似て非なるという
ゆゆぽの人生観のにじみ出るテーマを鑑みるに大河×竜児で終わる予感。